果たしてこれは何を意味するのでしょうか?
直近CPIの指標などではインフレがピークアウトしつつあるなか、5%前後の利上げ程度ではリーマンショック級の暴落にはならないと感じてますが、このチャートは大暴落の不吉な予感を示唆している気がしてなりません。
その大暴落の原因が、米国の利上げ問題でもウクライナ問題でもないとすれば、もしかして?債務上限の引き上げ問題がこじれにこじれ、本当に米国がデフォルトしてしまうシナリオもありえるのではないか、そう感じております。
米国の債務残高は19日に上限到達となる予定ですが、議会が上限の引き上げを決議しないとゆくゆくはデフォルトになってしまう可能性が出てきます。
タイミングの悪いことに、バイデン大統領の不祥事が明るみになりつつあるなか、すんなりと上限引き上げの合意に至るのでしょうか?「Xデー」はこのような忘れた頃に突然にやってくるのかもしれません。
とはいえ、まずデフォルトは回避するとは思いますが、来週の19日あたりには結果が出てくるので注目していきたいと思います。
]]>しかしながら、賃金の増加率が下がったので、ソフトランディングの可能性が出てきてたということで株価が上昇したものと思います。
CPIの結果もよい数字が出てくるのではないか、その結果として次回のFOMCでは0.25%へ利上げ幅が縮小されるのではないか、そのような思惑で買いが入ったものと思います。
今までならよい材料は悪材料ということで売られてきましたが、ここにきてそのような逆転現象が解消されてきたものと思います。
ただ、最近の傾向として1日遅れで下げて来ることもあります。sp500でいいますと、月曜日に1890あたりで寄り付けば、そのまま下にもっていかれる可能性も否定できません。
一方で抵抗ラインよりも頭ひとつ抜けましたので、そのまま上に行きそうな雰囲気も感じております。
どちらに行くのかは正直まったくわかりませんが、12月は節税売りで買いが入らぬままに終了してしまいましたので、もしかして?半月遅れのクリスマスラリーがはじまるのかもしれません。
今までのパターンですと数日程度で全戻しの可能性もあるため、あせって一度では買わず、少しづつ様子を見ながら徐々に買い足していくのがよいかと思います。
]]>そのようなポジティブなニュースが流れ、一時は170ドル程度まで上昇していましたが、そこからさらに暴落して現在は109ドルあたりで推移してきました。
これはおそらく、年末の節税売りが発生しているのかもしれませんが、下げ止まらない暴落でテスラのVIX恐怖指数はかなり高い状態までいっているものと推測しています。
さらに、本日あたりからネガティブなニュースが流れるようになってきました。
ヤフーのトップページで2つ出ていますが、コメント欄を読んでみますとマスクはオワコン的なネガティブなセンチメントであふれかえっています。
このような総悲観の状態になりますと、そろそろ買い時が近いのかもしれません。
なので私は購入資金を3分割し、100ドル台、80ドル台、60ドル台でそれぞれ3等分して購入してみようかな、そう感じています。
さすがに60ドル台では買えないと思いますし、おそらくは80ドル台でも買えないとは思いますが、時価総額で見るとまだかなり高いです。株価は行き過ぎる傾向があるので、まだまだ安く買える可能性もあります。
来年はリセッションでさらに下落してしまう可能性もあり、一度に買ってしまうと保有しているストレスが大きくなる可能性があるため、少しづつ買っていくのがよい方法かと思います。
]]>けれども、リーマンショックやコロナ禍とは違い、利上げは人為的に上げているものですので、FRBがやろうと思えば下げることもできます。
コロナ禍やリーマンショックなどの人智の及ばない領域ならまだしも、FRBが本気出せば利下げで株価を回復させることができる状況のなか、果たして本当に大不況に突入してしまうのでしょうか?
今年は約40年ぶりとなるインフレのなか、利上げをしてもなかなか物価が下がらない状況が続いていました。ターミナルレートが6%になるのか、はたまた8%になるのか分からない状況のなか、実態のつかめない恐怖感でVIX指数が上がり、秋口までは株価が暴落する結果となりました。
しかしながら、10月のCPIデータでインフレがピークアウトした感がある現在では、今後は恐怖感が起きるとしても限定的なものになると感じています。
こちらはsp500の3ヶ月チャートですが、今年はサポートラインで何とかかろうじて踏みとどまった感があります。
来年ウクライナ戦争が終結すれば、株価が爆上げしてもおかしくはない、そう感じています。
もしこのサポートラインを突き抜けて下落して大暴落するとしても、一旦は上昇したのち、上昇トレンドに乗ったと見せかけつつ、大暴落する結果になるのではないか、そう感じています。
]]>sp500の先物チャートを見てみますと、21日はサポートラインで跳ね返されてしまい、翌22日は大暴落してもおかしくないタイミングでしたが、後半には巻き返して下髭をつける展開となっています。
投資家にはクリスマスラリーを信じる気持ちがまだ残っていて、今回は大暴落にならず、下髭をつけたのではないか、そう感じています。
ただ、クリスマスラリー期間も残りあと5時間で終了となってしまい、今年は本当にハズレ年になるのが濃厚となりました。
そもそも40年に一度の大インフレとなった今年がハズレ年にならないのだとしたら、いつハズレ年になるのでしょうか?今年こそハズレ年になる確率が一番高い年なのかもしれません。
そうであれば、クリスマスラリーが中止になるのは当然と感じてます。
そうは言いましても、やはりラリーサンタさんを信じたい気持ちもあり、来週からは遅れてごめんね!クリスマスラリーが始まるのではないかと期待しています。
今年を振り返ってみますと、前半には原油や天然ガスで15%~20%台の値幅をかなり連発して取れましたが、後半には150円のドル安でつかまってしまい、身動きがとれず、米国株ばかりを取引きするハメになってしまいました。
来年は円安150円まで戻るのでしょうか?もしくは数年、数十年かかるのでしょうか?
ある意味、日銀の為替介入で日本株から遠ざかってしまった結果となってしまいましたが、来年はウクライナ問題が終結し、リセッション回避で米国株が暴騰する結果になってくれないかなと期待しています。
]]>以前、パウエル議長はターミナルレートが当初の予想よりも若干高くなると言っていましたが、今回のFOMCの資料では5%~5.25%のレンジを予想している人が一番多く、市場の予測よりも若干は高めになったようです。
この分だと、あと0.75%以上の利上げを見込んでいることになりますが、今のところ長期金利はまだ無反応です。
一方で株価は暴落しているため、逆相関の関係もなくなってきています。
もしかしますと株を売った資金は国債には向かわず、現金でプールされて年末ラリーの開始待ちなのかもしれません。
加えて、VIXにつきましても、通常なら恐怖指数が下がれば株価は上昇する傾向にありますが、今回は両方とも下がっています。
なぞは深まるばかりですが、ここは一旦、今回の暴落で含み損の発生した株を節税売りで現金化しておき、暴落がおさまった頃合いを見計らって改めて買い直すのがカシコイ選択だと思います。
FOMCは概ね想定どおりの内容でしたし、CPIの結果もよく、長期金利は急激に上昇せず、VIXも下落傾向のため、節税売りが完了したあとのクリスマス前後か年末、もしくは来月中には市場は落ち着きを取り戻すのではないかと感じています。
年末ラリーをあきらめるにはまだ時期尚早なのかもしれません。
]]>「12月のCPIは雰囲気的には7.2%程度の数字もありえると思いますが、おそらくは7.2~7.6あたり、もしくは7%台後半の数字を予測しています。」(by ピーター)
サプライズ感もあり大幅に上昇した結果となりましたが、昨日の株価は行って来いの展開で一時はマイナス転換した波乱の相場となっています。
かなりよい数字だったのにも関わらず、なぜ行って来いの結果となったのか、なぞは深まるばかりですが、今回のCPIについてはよい数字が出てくることはほぼ予測可能で、前日の値動きから見ても翌日は大幅なギャップアップは誰もが容易に想像できたと感じています。
いわば、お約束どおりのギャップアップであったため、誰もが既に前日に買っていたとするなら新しい買い手は出てこず、そのうち売りが出てくるだろうということで行って来いの結果になった、そう感じています。
ただ、本日のFOMCの発表はまだ不確定要素が残っています。
おそらくはサプライズなしで0.5%の無難な形で落ち着くものとは思いますが、市場の反応としては利上げ幅の縮小が確定次第、株価を上げていく雰囲気が漂っています。
しかしながら、CPIの結果からみて0.5%への縮小は誰もが予測可能な状態のなか、利上げ幅縮小の材料で新たに買いに入る人はそう多くないのではないでしょうか。
加えて、株価が上昇した途端、議長さんの発言で冷やし水が飛び出す可能性もあり、本日も方向感の乏しい展開になるものと予測しております。
今後はおそらく、0.5% → 0.25% → 0.25%でターミナルレート5%にて打ち止めになると思いますが、5%なのか、5.25%なのか、それとも4.75%なのかで意見が分かれるところです。
いずれにしても、ふたを開けてみなければ分かりませんが、仮に利上げ幅縮小となったとしても、買い材料としてはインパクトが薄い状況のなか、それほど大きな上昇にはつながらないものと予想しております。
]]>パウエル議長も先日のお話をひっくり返せばFRBの信頼に関わるため、おそらくは市場の期待どおり0.5%の利上げになるのではないかと想定しています。前回に引き続きCPIの数値が改善し、FOMCにて0.5%に縮小となり、これを市場が好感して爆上げクリスマスラリーの展開になるのではないか、そう期待しています。
しかしながら、12月から株価が下落傾向となっており、恐怖指数のVIXによりますと暴落してもおかしくないチャートとなってきました。
サポートラインにて規則的に反発してきましたが、このまま上昇すると株価は下落する展開となってもおかしくありません。
また仮に0.5%で利上げ幅が縮小するとしましても、ターミナルレートの想定が5.5%あたりまで上昇した場合、長期金利も上昇して株価が下落するはずですので、年末ラリーが中止になる可能性もあります。
個人的には、年内は株価が上昇してVIXが2番底となったり、あるいはさらに下のサポートラインまで下がった後、来年から株価が下落して再びVIXが上昇しはじめるのではないか、そう希望しています。
万一、FOMCの通過後に株価が暴落する事態となりましても、年末ラリー効果により、幾分かは傷の浅い暴落ですむかもしれません。
]]>そのため、12月は0.5%で合計4.5%、さらに2月と3月に何%かを上げて、合計で約5%前後となる可能性が高くなってきました。そうしますと、2月と3月でそれぞれ0.25%、合計で5%あたりで打ち止めとなることが想定されています。
ただ、今まで強烈な0.75%を4回連続継続してきたのに、12月に0.5%を1回だけやり、すぐに0.25%まで落とすのでしょうか。
謎は深まるばかりですが、現時点で出ている情報を総合しますと以下のようになるかと思われます。
12月0.5%、2月0.25%、3月0.25%、合計5%
過去の事例でみてみますと、概ねアゲアゲで利上げをしていき、ある程度の水準まで達したらそのレベルをキープしてヨコヨコのパターンになることが多いように思われます。
そのため、台形のような図形になりますが、今回は0.75%からいきなり打ち止めになるのではなく、0.5%をはさむため、角に丸みを帯びた台形になるのかもしれません。
その後の利下げについては、2006年から2007年の場合は1年間ほどキープしていましたし、1995年の場合は5年間ほどキープしていましたので、すぐに利下げになる可能性は低いものと思います。
その場合の米国債10年利回りについては、概ね、政策金利よりもワンテンポはやくピークアウトする傾向があるかもしれません。ただ、2006年などはターミナルレートに達した時点でピークアウトしたケースもあり、円安がこれで終了となるのか、まだ不明な部分が多いように感じています。
概ね、政策金利が5%に達した場合、長期金利も5%付近がピークになる傾向があるものと感じています。
政策金利の上昇スピードが非常に速いため、もしかしますと、ターミナルレートははるか上まで延長される可能性もありますが、FRBでもはっきりしたことはデータを見ないと分からないようで、誰にも予想はできません。
もともとFRBはインフレは一時的との見解でしたが、結果的にはズルズルと来ましたので、また原油価格の高騰などでズルズルと小幅の利上げを繰りかえして上昇していきそうな印象もあります。
その点、最悪なシナリオではズルズルを繰り返して手に負えなくなる可能性もありますが、過去と比較すると0.5%でもかなり急速な利上げにはなるので、利上げ幅の縮小は妥当なところではないかなと感じています。
]]>ただ、11月発表の10月分のCPIは8.2%から7.7%に0.5%減少しており、このペースだと12月で6.7%ぐらいにしかなりません。
一方、コアCPIの場合ですと6.6%から6.3%に0.3%減少したため、このペースですと12月には5.7%に到達するため、おそらく総裁はコアCPIのことを言っているのかなと感じています。
ウィリアムズ総裁の5.0─5.5%の場合、0.4%~0.6%づつの下落ペースということになりますが、コアCPIはしぶとい印象があるので、そこまで下がるのかについては疑問を感じています。
仮に0.4%づつの減少を半年間としますと、おおよそ3.0─3.5%に近づく形になるかもしれませんが、「FRBはおそらく2024年に利下げに着手する」とのコメントがありましたので、利下げはかなり先になるものと思われます。
賃金や家賃などはそう簡単には下がらないかと思いますので、1年程度は時間がかかるのかもしれません。
いずれにしましても12月13日のCPIの数字に注目が集まりますが、コアCPIがそれほど下がらず、利上げ幅の縮小中止で0.75%継続となった場合、株価の雲行きはあやしくなってくるものと思われます。
]]>今までのパターンでいいますと、3か月程度は下げトレンドが継続して下値を切り下げていく傾向があります。
基本的には来年の景気は悪いというのが市場のコンセンサスですが、全員が下がると考えている場合はなかなか下がらない傾向があるようです。
おそらくは、12月のCPI通過後、利上げ0.5%をおりこむ形で株価がさらに上昇し、その後のFOMCにて株価が下落に転じて上髭をつける、そんな形を想定しています。
ズバリ予想しますと、こんな感じを予想してます。
12月14日、0.5%で4.5%
2月1日、0.5%で5%
3月22日、0.25%で5.25%
5月3日、0%で5.25%
6月14日、0%で5.25%
7月26日、0%で5.25%
9月20日、0%で5.25%
11月1日、-0.25%で5%
12月13日、-0.25%で4.75%
そう考えますと、4200ポイントぐらいまで上げたのち、年末あたりから下落トレンドに移行しそうな印象もありますが、CPIの数字が悪ければ、暴落してしまうかもしれません。
上昇時はSPXL、下落時はSPXSなどがありますが、為替の状況をみつつ、円高の時にSPXSを買っていくのがお得かもしれません。
]]>前回までのCPIのデータはこちらのホームページで公開されています。
前回は予想が8.0%(前年比)に対して7.7%の結果となっており、8.2%から7.7%に大幅に下落しています。
12月のCPIは雰囲気的には7.2%程度の数字もありえると思いますが、おそらくは7.2~7.6あたり、もしくは7%台後半の数字を予測しています。
この状況ですと、8%台や6%台はないと感じており、おそらくは7%台半ばの数字が出てくると考えています。
仮に7.4%あたりとしますと、12月の利上げ幅は0.5%に下がりそうな気もしますが、万一、7.7%より上になった場合には利上げ0.75%継続の可能性もあるかもしれません。その場合は、ドル高が継続して株価が下がってしまう可能性もあります。
ただ、FRBは2%?を目指しているらしく、はたしてこの数字は達成できるのでしょうか、かなり時間がかかりそうな気がしてますが、真剣に2%を考えているのでしたら、0.75の可能性もあるものと思います。
概ね、12月に0.5、来年1月にも0.5、3月に0.25でコミコミ5.25%あたりで打ち止めになりそうな予感がしています。
万一、12月に0.75となった場合、来年1月に0.5、3月に0.25で5.5%の可能性も出てきますが、いずれにしてもCPIのデータ次第になると思われます。
]]>140円を切ったのち、このまま120円まで下落して終了かと思いきや、再び円安方向にふれてきたため、人々の興味がなくなってしまったのかもしれません。
これまでの円高チャートを確認してみますと、100~75ポイントあたりでピークをつけたのち、42~43ポイントあたりまで下落しています。
それなら逆に円安に関心が出てきたのかでいえば、こちらも関心度が低下している傾向にあります。
依然として1ドル140円を超えているため、冷静に考えると円安ではあるものの、関心が薄いようで、既に損切りして他に移動してしまった人が多いのかもしれません。前回は25ポイントあたりで人気度が反発してきましたが、今後もここらで巻き返しがあるのか興味深いところです。
これらの点から考えますに、過熱感がない状態のまま円安トレンドが徐々に進行しはじめてきているといえます。
今後の展開としましては、過去の例を参考にしますと、円高のグーグルトレンドが43ポイントあたりまで下落したあたりで、今回の円安がピークアウトするのではないか、そう感じています。
ただ、円安といえばドル高ですので、ドルも上昇してきているのかといえば、先日のドルの急落で損切りしたい人がいるのか、上値は重いように感じています。
]]>議決権のある委員のコメントを拾ってみますと、タカ派の発言が多いと感じますが、概ね0.5%でほぼ決まった印象を受けます。
・ブラード総裁(セントルイス連銀)
「5-5.25%ということになろう。それは最低水準だ。」
・ジョージ総裁(カンザスシティ連銀)
「FRBが来年の利上げペースを25ベーシスポイントに鈍化させることは理にかなっている」
・メスター総裁(クリーブランド連銀)
「引き締め幅が小さ過ぎるリスクの方が大きいと私は現時点でみている」
・コリンズ総裁(ボストン連銀)
「0.75%利上げなお選択肢」
・ウィリアムズ総裁(ニューヨーク連銀)
「金融当局は利上げを進めるに当たり、あくまで経済目標に集中し、金融安定性リスクをも考慮に入れることは避けるべきだ」
FRBは不必要に市場を混乱させるようなことはしないと思いますので、CPIで悪い数字が出ない限りは0.5%でほぼ確定とみてもよいでしょう。
しかしながら、もしCPIで悪い数字が出た場合、0.75%利上げが意識されて再び1ドル150円、160円も視野に入ってくるかもしれません。
現在、1ドル142円程度となっていますが、またまたゾンビのように円安が蘇ってきています。
おそらく、12月、もしくは来年1月には再び1ドル150円に到達する可能性もあると感じています。万一、12月に0.75%の利上げとなった場合、利上げが底なしの様相を呈して1ドル160円、170円に到達してくるかもしれません。
そういった意味で、次回のCPIは非常に重要になってくるものと思われます。
]]>このまま円高に突入して元の115円台まで戻ってしまうのか、あるいはまた150円台の円安に突入するのかが気になるところですが、今後は余程のことがない限り、1ドル180円を付ける可能性はほぼなくなったと見ています。
そもそも今回の150円の円安についてですが、もともとFRBが0.75%の強力な利上げを何度もしていたにも関わらず、ほとんど効き目があらわれてこないことに対する恐怖感があったものと思います。
これだけ何度もやっているのに効かないともなれば、0.75%よりも強力な利上げをせざるを得ないのではないだろうか、5%ではなく6%、あるいは7%、8%までやらないと今回のインフレは止まらないのではないだろうか、そんなセンチメントが漂っていました。
そのため、この6%や7%あたりをも折り込みつつ長期金利が上昇していたわけですが、10月分のCPIデータがインフレピークアウトの兆候を示すものであったため、6%や7%の可能性がほぼ消えてドルが売られる結果になったのではないか、ぼくはそう考えています。
ただし、仮に12月に利上げ幅を縮小しても利上げ自体は今後も継続されるため、最終的なターミナルレートは現在の4%から上乗せされて5%程度まで達するとの見方が優勢です。
そのように考えますと、現在の長期金利の3.8%については、まだ政策金利の5%を折り込んでいないのではないかとも感じてまして、今後の利上げ継続の発表があったのち、円安も上昇していく余地があるものと感じています。
短期金利と長期金利でいえば、円安に影響を与えやすいのは長期金利と思われます。米国債10年などは長期金利といえますが、日米の金利格差が拡大した場合、為替リスクを吸収できるレベルまでドルが買われるはずですので、長期国債の利回りが上昇すればするほどドル高円安にふれていくことでしょう。
今後、米国政策金利が4%から5%に近づくにつれ、長期国債の利回りも上昇する可能性があるため、円安にふれる可能性も残されています。
ただ、10年米国債は10年の長期であるのに対し、米国政策金利はせいぜい今後数年程度の短期のため、政策金利があがったからといって10年米国債も上昇するとは限りませんが、今後の展開によってはまだ上値の余地があるものと感じています。
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