2015年8月アーカイブ

9月16日~17日のFOMCの開催を控え、市場はリスクオフの様相を呈してきております。このFOMC(Federal Open Market Committee)というのは、アメリカの金融政策を決定する最高機関でFRBの理事などで構成されており、年8回の委員会が開催されるものです。

これまでもそうでしたが、今回の最大の焦点は政策金利の利上げがいつなされるのかについてです。2006年以降、ずっと利上げが据え置かれていますが、年内に実施されるのかどうかに世界中が関心を寄せています。

利上げがされると、金利が上昇するため、企業は銀行などから資金を調達しにくくなります。一方で、実質的なゼロ金利政策を続けていけば、市場に資金がだぶついてしまう形になり、株や不動産へと資金が流入してバブル経済となってしまう懸念があります。

足元の米国経済は好調ですし、失業率も低水準になってきている現在、いつかは金利を正常な水準に戻さなくてはいけませんが、FOMCはこれまで利上げを延期してきました。今回は延期をせずに、利上げに踏み切らないと市場からは透明性がなくなってしまいます。

一方で、中国やギリシャをはじめ、世界経済は停滞しており、ここで利上げをしてしまうと世界同時株安による不況に突入してしまう可能性も高いです。利上げと同時に、新興国からは資金が流出してしまいますので、世界各国へ与える影響は非常に大きいです。

そのようななか、18日に決定されるFOMCの結果待ちの状態となっておりますが、果たして利上げは実行されるのでしょうか?現在のところ、市場関係者の間では利上げは延期されるという予測が大部分を占めています。

FOMCが金利据え置きを決定

大方の予測どおり、FOMCの利上げは現行水準を据え置く形で決定されました。

独フォルクスワーゲンは排ガスの不正操作を認めましたが、これに続き、BMWやダイムラーでも疑惑が生じています。独BMWと独ダイムラーは不正の事実を否定しておりますが、株価は大幅に下落しているもようです。

これら一連のドイツ自動車業界の不祥事について、世界経済に与える影響はギリシャ危機よりも大きいかもしれません。米国の罰金については乗り越えられるかと思いますが、リコールやユーザーからの訴訟が出てくると経営危機に陥る可能性も示唆されております。

独の主要産業である自動車がこけるとなると欧州全体にも影響しますし、最終的には世界経済へ大きな影響が出てくるものと想定されております。果たしてフォルクスワーゲン・ショックとなるのでしょうか、世界中が今後の展開をかたずをのんで見守っております。

今後の展開としましては、排ガスが規制内に納めるよう、リコールしてプログラムを修正する必要が出てくると思いますが、そうしますと車が使い物にならなくなる可能性も出てきます。

VWショックに比べれば、東芝ショックなどかわいく感じてしまいますが、当面、リスクオフの展開になってくるものと思われます。

個人的には、8月のはじめに株をすべて処理して10月の初めから投資を再開する予定でしたが、中国の問題に続き、今回のVWショックですので再インはしずらいです。当面は世界同時株安の展開になってくるものと思いますが、おそらくは年内に14000円タッチしそうなふいんきが出てきました。

消費税増税で10%になりましたら、悪材料出尽くしというパターンになればよいですが、いまいち買い材料がでてきません。今後もVWショックの動向をチェックしていく予定でおります。

先週末終値で日経平均株価は19,435円で終了しました。

なぜ、ここまで暴落したのか?

一般アナリストの見解は、中国の景気減速が引き金となった世界同時株安で日本にも飛び火したとの見方を示しているようです。もちろん、中国の景気減退の影響もあるとは思いますが、私は先日に発表された日本のGDPが年率マイナスの結果に終わったことが大きな要因となっている気がいたします。

アベノミクスから2年か3年が経過しましたが、GDPが年率マイナスなどという結果は誰も想定していませんでした。GDPマイナスの結果を受け、アベノミクスは失敗したと判断されたのではないでしょうか。

今後の日経平均株価についてですが、公務員年金やGPIFが投入されたレンジは詳細には把握しておりませんが、15,000円は死守するのではないかという気がしております。それを考えると、当面は16,000円~17,000円を目指す展開になってくるのかもしれません。

10月にこのあたりで下げ止まれば、徐々に回復していく可能性も残されておりますが、逆にここを一気に割り込んでくるようだと12,000円まで視野を入れておくとよいでしょう。

気になるのは為替の状況ですが、日経平均に連動したのか円高になってきております。120円を割り込むのも時間の問題と考えておりますが、インフレ2%達成ももちょっとあやしくなってきたふいんきがします。

いずれにしましても、少なくても10月半ばぐらいまでは様子見しないで市場から離れるのがよいかもしれません。様子見してると買いたくなってしまいますが、どこが底なのかは想定しずらい状況になってきたようです。

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