株式

現在のところ、S&P 500は4000ポイントを回復して、4100あたりを目指す展開になってきていますが、週足チャートを見てみますと、またそろそろ下がりそうなチャートの様相を呈してきました。

今までのパターンでいいますと、3か月程度は下げトレンドが継続して下値を切り下げていく傾向があります。

基本的には来年の景気は悪いというのが市場のコンセンサスですが、全員が下がると考えている場合はなかなか下がらない傾向があるようです。

おそらくは、12月のCPI通過後、利上げ0.5%をおりこむ形で株価がさらに上昇し、その後のFOMCにて株価が下落に転じて上髭をつける、そんな形を想定しています。

ズバリ予想しますと、こんな感じを予想してます。

12月14日、0.5%で4.5%
2月1日、0.5%で5%
3月22日、0.25%で5.25%
5月3日、0%で5.25%
6月14日、0%で5.25%
7月26日、0%で5.25%
9月20日、0%で5.25%
11月1日、-0.25%で5%
12月13日、-0.25%で4.75%

そう考えますと、4200ポイントぐらいまで上げたのち、年末あたりから下落トレンドに移行しそうな印象もありますが、CPIの数字が悪ければ、暴落してしまうかもしれません。

上昇時はSPXL、下落時はSPXSなどがありますが、為替の状況をみつつ、円高の時にSPXSを買っていくのがお得かもしれません。

一時は1バレル120ドル程度をつけた原油価格(WTI)ですが、現在は約77ドル程度まで大幅に下落しており、原油関連の株価も安値を更新する形となりました。

こちらは原油ダブル・ブル(2038)ですが、本日は終値1315円で終了しています。

2022秋の原油トレンド

しかしながら、年初は800円台であったことを考えると、大幅に下落したとはいえ、まだまだ高値の水準にあります。一時は1バレル150ドルになるともいわれていた原油価格ですが、利上げによる需要減が見込まれるなか、大幅に下落する形となってしまいました。

ただ、米国ではそろそろ原油の備蓄放出が終了し、いずれは再度、備蓄する必要が出てきます。加えて、新型コロナ禍が徐々に終息に向かいつつあるなか、今後は需要が回復してくるかもしれません。

あるいは、ここまで原油価格が下落してしまうと、中東諸国が減産してしまう可能性もあります。

何が原因で、いつ原油高トレンドが復活してもおかしくない状況のなか、利上げによる需要減でどこまで原油価格が下落していくのか、今後も注目していきたいと思います。

中国の上海ロックダウンが1日で解除される見込みとなり、加えてEUがロシア産石油の輸入禁止で合意した影響などで原油価格が高騰しています。

これは三角持ち合いを上抜けたと考えてもよいかもしれませんが、以前にも上抜けたと思いきや下落しましたので、今後も上がったり、下がったりを繰り返しながら、原油価格は徐々に上昇していくのではないかと感じております。

今後、コロナ禍から世界経済が回復してきますと原油高にますます拍車がかかる可能性がありますが、上海ロックダウンの解除により、中国経済が回復する見込みとなったのは特に影響が大きいのかもしれません。輸入禁止による供給減に加え、ロックダウン解除による需要増、さらに年末にかけては備蓄放出も玉切れになるはずですので、もし、仮に年内に停戦合意が実現してもロシアへの経済制裁が解除されなければ、ゆくゆくはさらに原油高になる可能性も出てきました。

しかしながら、原油価格の高騰により、仮にロシアが価格を割り引いて輸出しても利益が出る結果となっており、この経済制裁に実効性があるのかは不透明な部分があります。

ただ、これでようやくロシアへの経済制裁がまとまった形になり、世界が意思を示したという点では大きな1歩と言えるでしょう。

ロシアへの経済制裁のため、ロシア産の原油や天然ガスに対する輸入制限がされていますが、WT天然ガス(1689)についてはボラティリティーの高い展開になっています。

この天然ガスについては、コンマの端数が切り上げになるため、節税対策で有用と感じています。

例えば、現在、4.1円となっていますが、4.1円で100株買ったとしても、税務上は端数切り上げで5円で買った扱いになります。

けれども、税務上は5円で買った扱いになるため、買った値の4.1円で売ったとしても、実利はプラスマイナス0円ですが、税務上は0.9円の損失として計上されます。

これを1万株でやれば、手数料を考えなければ、9000円ということになるでしょうか、節税対策するには有用と感じています。

ただ、下に持っていかれると、節税どころか実利でも大きな損失が発生するため、ある程度の出来高があって同値撤退できる状況でないとリスクの方が大きいです。

その点、今回はロシア産エネルギーへの輸出制限で出来高が上昇しており、同値撤退がしやすい状況にあると思います。加えて、ウクライナ情勢の展開によっては高値更新も見込めるかもしれません。

上がったり下がったりを繰り返していた原油高トレンドですが、ここにきて三角持ち合い上放れの展開になってきました。

当初、数週間程度で終戦となる予定でしたが、長期化する様相を呈してきており、停戦協議も難航しています。これに伴い、早期にロシアへの経済制裁が解除される見込みは絶望的となってきました。

加えて、新型コロナも落ち着きを見せ始めているなか、原油価格が下がる要素はあまり見当たらない状況になってきているかと思います。

さらなる利上げで経済活動が停滞し、原油需要が減少すれば、ある程度は抑制される可能性もありますが、今のところ、上がる要素はあっても下がる要素は少ない印象があります。

このまま原油高トレンドが継続すれば、日経平均株価は下落基調に転換するでしょうし、円安、株安、原油高のトリプルパンチに見舞われてしまうかもしれません。

1バレル110~115円あたりまではありそうな印象がありますが、今後、原油高はどこまで高騰するのか注目していきたいと思います。