株式

日経新聞によると新生銀行の筆頭株主による株の売り出し価格が1株1387円に決まったとのことで、売却総額は約630億円規模にのぼるようです。

売却理由については公表されていませんが、約20年にわたって株式を保有してきたため、ここに来て売り出すのには何らかの事情があるのかもしれません。

日経新聞では「新生銀の再建や成長に見切りを付けた可能性がある。」との報道がされており、ブルームバーグでは「ファンダメンタルズの上昇局面であれば株式売却の影響を抑えられると考え、イグジットに踏み切ったのではないか」との見解のようですが、売却理由が気になるところではあります。

これにより、新生銀行の株価が下落していますが、昨日の終値は1461円でした。

果たしていったい何か理由でもあるのでしょうか、気になるところではあります。

ちなみに、ぼくが注目しているスルガ銀行についてですが、「秋口までに道筋」との報道がなされており、もうそろそろ何らかの動きが出てきてもいい頃ではないかなと感じています。最近は日韓関係の報道ばかりで、スルガの報道はめっきり少なくなってしまいましたが、そろそろほとぼりが冷めてきた雰囲気も感じています。

利上げムードのなか、金融機関への副作用も気になるところですが、今後も注目をしていきたいと思います。

スルガ銀行が黒字転換か?

昨日はスルガ銀行の決算でしたが、今回で黒字展開したもようです。いつもは決算後にメディアのバッシングが恒例となっていましたが、今回は沈黙していたのでもうそろそろネタ切れなのかなと感じております。

ただ、世界的な景気減退の流れを受け、利下げの期待が高まりつつあるなか、金融機関の収益力は落ち込んできています。また、創業家の保有株の問題もまだ解決されていないため、当面はヨコヨコ、もしくは緩やかな下落の展開が継続されるのかもしれません。

加えて、日経平均株価が2万円と高い水準にあるなか、さらに下落していく余地もあり、当面は来月9月18日、19日の金融政策決定会合で予防的利下げがあるのかないのかに注目が集まっていくものと思われます。

いずれにしましても、日経平均下落の底がまだ見えない状況ですし、日経平均が上がるにしても利下げによる副作用の懸念があるため、判断の難しいところではないかなと思います。

かんぽ生命の不適切な事案により、郵政株も下落しておりますが、9月頃と見られていた郵政株の売り出しに暗雲が立ち込めております。

残り1.2兆円の復興財源確保のため、郵政株を1132円以上で売ることが目標だったものの、現在の株価は1068円です。これではちょっと目標額には届きません。

ただし、スルガ銀行のように1年以上が経過しても株価が回復していないことを考えると、今後は郵政株も下落基調に入る可能性もあり、今の株価で売却してしまった方がよいのかもしれません。

逆にいえば、今売るのであれば、しばらくは株価の回復が見込めないことになりますし、延期するのであれば、長期的には株価は回復するとの見方である可能性が高いです。

いずれにしましても、スルガの事例がありますので、かんぽ生命の不適切な事象は小出しに出てくるのではないかと感じており、底値はまだまだ先になるのではないかなと思います。郵政株の売却をいつにするのか、もし延期ならとりあえずは買いかなという気がしております。

かんぽ生命で保険販売に関する不適切な事案が発生したとのことで、株価が年初来安値を更新する事態になっています。

ノルマに追われた局員が乗り換えではなく、新規扱いで件数を獲得するために時間をおいて解約させるなどの保険料の二重徴収の問題が発覚しており、これにより不利益を被った可能性のある顧客が多数いるとのことです。

詳細は年内には発表される予定とのことですが、今後も予断を許さない状況になってきました。

個人的にはこの暴落している時に買っておきたい銘柄とは思いますが、利下げという悪材料が残されているなか、あえて焦る必要もないかなとも感じており、当面は様子見を継続する予定です。スルガ銀行はここ1年ほどヨコヨコを継続しており、この間毎月ずっと買っておりますが、どこか同じような匂いのする銘柄と考えてます。

事案のインパクトとしては、保険契約はそれほど高額ではないかと思いますので、スルガのような不動産事案よりも不適切度数が軽めの気がしてなりません。かんぽ生命の場合は気持ちはやめに事態が収束するような気もしており、今後も注目していきたいと考えております。

世界的な金融緩和の流れのなかで金融や保険関連は厳しい経営環境に置かれていますが、副作用がそろそろ本当にやばくなってきたものと思います。最近はさらに利下げ観測が優勢となっており、日銀がどういった対応をするのか、今後の展開に注目していきたいと思います。

昨日、スルガ銀行の決算発表があったようなので見てみました。

概ね、想定どおりの内容だったかと思いますが、法人税の箇所が興味深いなと感じております。前期と比較すると大赤字のはずなのに、法人税ががっつりとかかっているようでした。赤字といっても引当金なので、そういう扱いなのだろうと思います。

法人税、住民税及び事業税
「19,927」→「17,474」

元本一部カットの基準も出ていましたが、もし裁判所の民事調停や民間ADR機関の和解あっせん等を経た場合、いわゆるブラックになってしまうのではないかなと感じています。ぼくがオーナーだったら、これに応じるぐらいなら給与から赤字を補てんしても返済を続けていくかもしれません。

そのほか、興味深いニュースがいくつかありました。

朝日新聞「スルガ銀の借金返済要求 シェアハウスオーナー苦悩」

こちらを読むと1年間以上止まっていた返済の再開がはじまったようです。1年間の猶予でお金がたまったのでしょうか、そろそろ払ってねということだろうと思います。

産経新聞「スルガ銀 資本提携に踏み込まず 企業統治の正常化、経営再建の足かせに」

「スポンサー探しが難航する中、今後は自社株買いでの株式取得も検討する。」とのことで、ぼくはこれがベストなのではないかなと思います。

TBSニュース「日本郵政、大和証券と協業検討で合意」

「そのへんの事実を十分見極めてから、密かに我々の方で検討している案を、これでいこうと決断をして、時期至らば、必ずご報告したいと思っている」とのことで、こちらも興味深い内容です。

そのほか、ノジマ新生銀行との業務提携の発表もありましたが、これは既に既出でした。

新生銀行との資本関係を含めた提携の話が出た時、安く買いたたかれるのかなと感じたのですが、実際にはそこまで踏み込んでいなかったようです。今後は黒字が見込めるとのことで、今すぐ無理をして合併する必要はないと感じています。

今後もスルガ銀行の動向に注目していきたいと思います。