2018年11月アーカイブ

11月14日に楽しみにしていたスルガ銀行の第2四半期決算書が出てきたようです。

さっそく読んでみましたが、内容的には貸倒引当金1074億円を追加経常した上で986億円の赤字とのことで、もし引き当てなければ、差し引き88億円ぐらいの黒字だったのかもしれません。概ね、予想どおりの内容だったのではないかと感じています。

1点だけ不可解だったのが経常収益が全然落ちていなかった点ですが、これはなぜなのでしょうか、スルガ銀行の収益力は未だ健在のようすです。

また、引当金については、ロイターの記事によると1903億円を不良債権に分類して1362億円の引当金を積んでいるようです。

「スルガ銀は、シェアハウス関連融資2537億円のうち、1903億円を不良債権に分類。このうち担保・保証による保全がない1584億円に対し、1362億円の引当金を積んだ。」

この1362億円の規模感から考えると、今後は自己破産者が大勢出てくることを予感させる内容ですが、市場に競売物件が多く供給されてしまうことにより、その他の不動産価格へも影響が出てくるかもしれません。

オリンピックを前に不動産価格が暴落してしまうのでしょうか、マンションなどの不動産価格にまで波及するのかは不明ですが、もしこの赤字決算がリアリティーのある数字であるとするならば、シェアハウスオーナーがゴロゴロ破綻するということを意味しているかと思います。

個人的には、家賃を半額に下げれば空室は埋まるでしょうし、大勢の人が実際に破産するとは思えないのですが、アパート経営の実態には不透明な部分があり、実際にやばいオーナーも多いのかもしれません。

いずれにしても、注目が集まっている状態ではなかなか株価が上昇していかない傾向がありますので、今後はおそらく、しばらくヨコヨコの展開になるのかなという気もしています。

先日から注目しているスルガ銀行の不正問題についてですが、日経によると「2018年4~9月期の連結最終損益が900億円程度の赤字になる見通し」との報道が飛び込んできました。

「まだ赤字じゃなかったの?」という気もしてしまいますが、ついに赤字転落となってしまったもようです。

900億円は多い印象がありますが、シェアハウスオーナーは延滞している人が30%に上るとのことで、大幅に貸倒引当金を積み増すもようです。

今期でウミを出し切るとのことですが、果たしてそんなに積む必要があるのだろうかという印象も否めません。かぼちゃ関係で約2000億円として、既に数百億円を積んでいる状態でさらに積むとなると、オーナーの返済は当てにしていない感も出てきます。

900億円といえば、1億円オーナー900人分に相当しますが、そんなに自己破産してしまったら社会問題になるでしょうし、金融庁からまた怒られるはずです。

ただ、ここまで積んでおけば、これ以上、引当金を積む余地がなくなったのかもしれません。収益力がどこまで落ちているのかが気になりますが、そのうち業績修正が出てくるものと思われます。

これにて、6月末時点の自己資本は3200億円超、そこから今回の赤字の900億円を引いて2300億円かと思いますが、引当金を資産と考えれば、3200億円のままなのかなという気もします。

仮に2300億円とした場合、ちょうど株数が2.3億株とのことで、わりとぶなんな金額に落ち着くのかなと感じています。

ここ2カ月ほどスルガ銀の株価は動かざること山のごとしでしたが、ボーナスの時期を前に悪材料出尽くしとなってしまうのでしょうか、それとも半年程度はしぶとくヨコヨコの展開になるのでしょうか?

タイミング的に明日からの出来高が急増すると思いますが、今週から来週にかけて目を離せない展開になってきました。

先日から注視していたスルガ銀行問題ですが、ここにきて日銀による資金供給が可能になるというニュースが飛び込んできました。

ロイター通信によると、スルガ銀行の住宅ローン債権を担保に、日銀から最大2500億円程度を借りれるようにするとのことです。資金繰りに窮した場合、普通は増資や銀行融資による資金調達になるかと思いますが、日銀から融資を受けられるとなると資金繰りは万全の体制の状態になるのかもしれません。

三菱自の不適切問題の場合、株価が回復するまで半年以上はかかったため、スルガ銀行も半年程度はヨコヨコの展開になると考えていたのですが、意外に株価にはやめの動きが出てくる可能性も出てきました。

また、不動産会社3社とコンサルティング契約を結び、シェアハウス運営支援にも乗り出したようで、オーナーの不動産経営が大丈夫な状態になれば、以前に積んだ貸倒積立金は必要なくなるかと思います。7割以上の返済条件を見直したとのことで、もしこの条件変更で貸し倒れリスクがなくなれば、以前の積立金が戻ってくる可能性もあるかと思います。

最近は不適切な事象のバッシングがKYBへと移行しつつあるなか、本日、さらに日立化成でも新たな不適切事案が飛び込んでおり、トレンドの移り変わりが激しいです。

最近はもうみんなスルガ銀行のバッシングは飽きちゃったのかなという雰囲気も出てきてますので、そろそろ動きが出てきてもおかしくないタイミングと感じています。

来週、そして再来週の決算発表を前に、スルガ銀行には目が離せない展開になってきました。