2022年12月アーカイブ

つい先月だったと思いますが、テスラ株は割安だという報道が流れて買いが入っていたことを記憶しています。

そのようなポジティブなニュースが流れ、一時は170ドル程度まで上昇していましたが、そこからさらに暴落して現在は109ドルあたりで推移してきました。

これはおそらく、年末の節税売りが発生しているのかもしれませんが、下げ止まらない暴落でテスラのVIX恐怖指数はかなり高い状態までいっているものと推測しています。

さらに、本日あたりからネガティブなニュースが流れるようになってきました。

ヤフーのトップページで2つ出ていますが、コメント欄を読んでみますとマスクはオワコン的なネガティブなセンチメントであふれかえっています。

このような総悲観の状態になりますと、そろそろ買い時が近いのかもしれません。

なので私は購入資金を3分割し、100ドル台、80ドル台、60ドル台でそれぞれ3等分して購入してみようかな、そう感じています。

さすがに60ドル台では買えないと思いますし、おそらくは80ドル台でも買えないとは思いますが、時価総額で見るとまだかなり高いです。株価は行き過ぎる傾向があるので、まだまだ安く買える可能性もあります。

来年はリセッションでさらに下落してしまう可能性もあり、一度に買ってしまうと保有しているストレスが大きくなる可能性があるため、少しづつ買っていくのがよい方法かと思います。

昨今、来年は世界的なリセッションがやってくるとか、未曾有の大不況がやってくるとかいわれています。

けれども、リーマンショックやコロナ禍とは違い、利上げは人為的に上げているものですので、FRBがやろうと思えば下げることもできます。

コロナ禍やリーマンショックなどの人智の及ばない領域ならまだしも、FRBが本気出せば利下げで株価を回復させることができる状況のなか、果たして本当に大不況に突入してしまうのでしょうか?

今年は約40年ぶりとなるインフレのなか、利上げをしてもなかなか物価が下がらない状況が続いていました。ターミナルレートが6%になるのか、はたまた8%になるのか分からない状況のなか、実態のつかめない恐怖感でVIX指数が上がり、秋口までは株価が暴落する結果となりました。

しかしながら、10月のCPIデータでインフレがピークアウトした感がある現在では、今後は恐怖感が起きるとしても限定的なものになると感じています。

こちらはsp500の3ヶ月チャートですが、今年はサポートラインで何とかかろうじて踏みとどまった感があります。

来年ウクライナ戦争が終結すれば、株価が爆上げしてもおかしくはない、そう感じています。

もしこのサポートラインを突き抜けて下落して大暴落するとしても、一旦は上昇したのち、上昇トレンドに乗ったと見せかけつつ、大暴落する結果になるのではないか、そう感じています。

12月のFOMCで米国株はピークをつけ、下落トレンドに入った感がありますが、果たして本当に下落トレンド入りしたのでしょうか?

sp500の先物チャートを見てみますと、21日はサポートラインで跳ね返されてしまい、翌22日は大暴落してもおかしくないタイミングでしたが、後半には巻き返して下髭をつける展開となっています。

投資家にはクリスマスラリーを信じる気持ちがまだ残っていて、今回は大暴落にならず、下髭をつけたのではないか、そう感じています。

ただ、クリスマスラリー期間も残りあと5時間で終了となってしまい、今年は本当にハズレ年になるのが濃厚となりました。

そもそも40年に一度の大インフレとなった今年がハズレ年にならないのだとしたら、いつハズレ年になるのでしょうか?今年こそハズレ年になる確率が一番高い年なのかもしれません。

そうであれば、クリスマスラリーが中止になるのは当然と感じてます。

そうは言いましても、やはりラリーサンタさんを信じたい気持ちもあり、来週からは遅れてごめんね!クリスマスラリーが始まるのではないかと期待しています。

今年を振り返ってみますと、前半には原油や天然ガスで15%~20%台の値幅をかなり連発して取れましたが、後半には150円のドル安でつかまってしまい、身動きがとれず、米国株ばかりを取引きするハメになってしまいました。

来年は円安150円まで戻るのでしょうか?もしくは数年、数十年かかるのでしょうか?

ある意味、日銀の為替介入で日本株から遠ざかってしまった結果となってしまいましたが、来年はウクライナ問題が終結し、リセッション回避で米国株が暴騰する結果になってくれないかなと期待しています。

FOMCが通過しましたが、2023年末のターミナルレートの予想が上振れしたことで株価は下落基調の展開となりました。

以前、パウエル議長はターミナルレートが当初の予想よりも若干高くなると言っていましたが、今回のFOMCの資料では5%~5.25%のレンジを予想している人が一番多く、市場の予測よりも若干は高めになったようです。

この分だと、あと0.75%以上の利上げを見込んでいることになりますが、今のところ長期金利はまだ無反応です。

一方で株価は暴落しているため、逆相関の関係もなくなってきています。

もしかしますと株を売った資金は国債には向かわず、現金でプールされて年末ラリーの開始待ちなのかもしれません。

加えて、VIXにつきましても、通常なら恐怖指数が下がれば株価は上昇する傾向にありますが、今回は両方とも下がっています。

なぞは深まるばかりですが、ここは一旦、今回の暴落で含み損の発生した株を節税売りで現金化しておき、暴落がおさまった頃合いを見計らって改めて買い直すのがカシコイ選択だと思います。

FOMCは概ね想定どおりの内容でしたし、CPIの結果もよく、長期金利は急激に上昇せず、VIXも下落傾向のため、節税売りが完了したあとのクリスマス前後か年末、もしくは来月中には市場は落ち着きを取り戻すのではないかと感じています。

年末ラリーをあきらめるにはまだ時期尚早なのかもしれません。

先日、12月のCPIデータが出てきましたが、結果的には7.1%とのことで、以前に当ブログで予測した数字とほぼ同じような結果がでてきました。

「12月のCPIは雰囲気的には7.2%程度の数字もありえると思いますが、おそらくは7.2~7.6あたり、もしくは7%台後半の数字を予測しています。」(by ピーター)

サプライズ感もあり大幅に上昇した結果となりましたが、昨日の株価は行って来いの展開で一時はマイナス転換した波乱の相場となっています。

かなりよい数字だったのにも関わらず、なぜ行って来いの結果となったのか、なぞは深まるばかりですが、今回のCPIについてはよい数字が出てくることはほぼ予測可能で、前日の値動きから見ても翌日は大幅なギャップアップは誰もが容易に想像できたと感じています。

いわば、お約束どおりのギャップアップであったため、誰もが既に前日に買っていたとするなら新しい買い手は出てこず、そのうち売りが出てくるだろうということで行って来いの結果になった、そう感じています。

ただ、本日のFOMCの発表はまだ不確定要素が残っています。

おそらくはサプライズなしで0.5%の無難な形で落ち着くものとは思いますが、市場の反応としては利上げ幅の縮小が確定次第、株価を上げていく雰囲気が漂っています。

しかしながら、CPIの結果からみて0.5%への縮小は誰もが予測可能な状態のなか、利上げ幅縮小の材料で新たに買いに入る人はそう多くないのではないでしょうか。

加えて、株価が上昇した途端、議長さんの発言で冷やし水が飛び出す可能性もあり、本日も方向感の乏しい展開になるものと予測しております。

今後はおそらく、0.5% → 0.25% → 0.25%でターミナルレート5%にて打ち止めになると思いますが、5%なのか、5.25%なのか、それとも4.75%なのかで意見が分かれるところです。

いずれにしても、ふたを開けてみなければ分かりませんが、仮に利上げ幅縮小となったとしても、買い材料としてはインパクトが薄い状況のなか、それほど大きな上昇にはつながらないものと予想しております。

来週からFOMCのイベントがありますが、雰囲気的には0.5%への利上げ幅縮小でアゲアゲの年末ラリーが予感されています。

パウエル議長も先日のお話をひっくり返せばFRBの信頼に関わるため、おそらくは市場の期待どおり0.5%の利上げになるのではないかと想定しています。前回に引き続きCPIの数値が改善し、FOMCにて0.5%に縮小となり、これを市場が好感して爆上げクリスマスラリーの展開になるのではないか、そう期待しています。

しかしながら、12月から株価が下落傾向となっており、恐怖指数のVIXによりますと暴落してもおかしくないチャートとなってきました。

サポートラインにて規則的に反発してきましたが、このまま上昇すると株価は下落する展開となってもおかしくありません。

また仮に0.5%で利上げ幅が縮小するとしましても、ターミナルレートの想定が5.5%あたりまで上昇した場合、長期金利も上昇して株価が下落するはずですので、年末ラリーが中止になる可能性もあります。

個人的には、年内は株価が上昇してVIXが2番底となったり、あるいはさらに下のサポートラインまで下がった後、来年から株価が下落して再びVIXが上昇しはじめるのではないか、そう希望しています。

万一、FOMCの通過後に株価が暴落する事態となりましても、年末ラリー効果により、幾分かは傷の浅い暴落ですむかもしれません。

パウエル議長が12月の利上げ幅を0.5%に縮小すること示唆したことで米国株が上昇しています。ただし、ターミナルレートは以前の水準よりも幾分かは高くなるとのことです。

そのため、12月は0.5%で合計4.5%、さらに2月と3月に何%かを上げて、合計で約5%前後となる可能性が高くなってきました。そうしますと、2月と3月でそれぞれ0.25%、合計で5%あたりで打ち止めとなることが想定されています。

ただ、今まで強烈な0.75%を4回連続継続してきたのに、12月に0.5%を1回だけやり、すぐに0.25%まで落とすのでしょうか。

謎は深まるばかりですが、現時点で出ている情報を総合しますと以下のようになるかと思われます。

12月0.5%、2月0.25%、3月0.25%、合計5%

過去の事例でみてみますと、概ねアゲアゲで利上げをしていき、ある程度の水準まで達したらそのレベルをキープしてヨコヨコのパターンになることが多いように思われます。

そのため、台形のような図形になりますが、今回は0.75%からいきなり打ち止めになるのではなく、0.5%をはさむため、角に丸みを帯びた台形になるのかもしれません。

その後の利下げについては、2006年から2007年の場合は1年間ほどキープしていましたし、1995年の場合は5年間ほどキープしていましたので、すぐに利下げになる可能性は低いものと思います。

その場合の米国債10年利回りについては、概ね、政策金利よりもワンテンポはやくピークアウトする傾向があるかもしれません。ただ、2006年などはターミナルレートに達した時点でピークアウトしたケースもあり、円安がこれで終了となるのか、まだ不明な部分が多いように感じています。

概ね、政策金利が5%に達した場合、長期金利も5%付近がピークになる傾向があるものと感じています。

政策金利の上昇スピードが非常に速いため、もしかしますと、ターミナルレートははるか上まで延長される可能性もありますが、FRBでもはっきりしたことはデータを見ないと分からないようで、誰にも予想はできません。

もともとFRBはインフレは一時的との見解でしたが、結果的にはズルズルと来ましたので、また原油価格の高騰などでズルズルと小幅の利上げを繰りかえして上昇していきそうな印象もあります。

その点、最悪なシナリオではズルズルを繰り返して手に負えなくなる可能性もありますが、過去と比較すると0.5%でもかなり急速な利上げにはなるので、利上げ幅の縮小は妥当なところではないかなと感じています。