2018年12月アーカイブ

日経平均2万円割れまであとわずかの状態となりましたが、来年のアベノミクスはどのような展開を迎えるのでしょうか?

今月だけでも2千円、直近3カ月では高値から4千円程度下落してますので、このペースでいけば、来年の2019年末の日経平均株価は1万2千円程度になっているのではないか、ぼくはそう予測しています。

年内に19,000円割れ、来年3月には14,000円割れ、8月には10,000円割れ、そこらで消費増税が延期されて反発し、もしかして?年末には1万2千円ぐらいになるかもと考えてます。

いずれにしても日銀の動向が気になるところですが、金融緩和している状態で株価が暴落してしまうと打つ手がなくなってしまうため、身動きがとれない状態になるのかもしれません。

問題は公務員とサラリーマンの年金資金が入っていたレンジを割れ込み、損切りに踏み込んだ時、一気に8千円程度まで下落してしまうと考えてますが、時折反発を挟みつつ、下落を繰り返す展開になるのかもしれません。

いずれにしても、来年はデフレになるような気がしてなりませんが、当面の底は2021年~2022年頃になるのではないか、ぼくはそう予測しています。

ここでふと、ビットコインはどうなるのだろうと思うのですが、株を売った資金がビットコインに流れる展開はあるのでしょうか、もしかすると仮想コインにもおこぼれがあるのかもしれませんが、今後の展開に注目していきたいと思います。

ソフトバンク上場2日目の様子

一昨日、売出価格1500円から1282円まで下がったソフトバンクですが、昨日は強い買い支えがあったようで、終値はプラス14円の結果で終わったようです。

ぼくは昨日は朝一でバイオやソフトバンクへと移動したのですが、何だかんだで合計20%ぐらいの値幅を取ることができました。ナンピン中の株も枚数を増やすことができたのですが、日経平均が暴落しているなか、けっこう調子がよかったです。

ソフトバンクは昨日は寄りで多少の出来高はあったかと思いますが、1500円で捕まっている枚数を考えると、まだまだ足りないような気もしないではないです。

確か、売り出しが16億株ぐらいはあったかと思いますが、昨日の出来高でも1億株ぐらいですので、ちょっと微妙と感じています。日経平均が暴落しているなか、割安な銘柄がゴロゴロ出てきていますので、明日は資金がそちらの方へ移動してしまいそうな気もしないではないです。

ただ、このまま下がるとすれば、孫さんのメンツも立たないでしょうし、証券会社の営業の人も仕事がしずらくなるはずです。また、初日の寄りで逃げた人もいずれは帰ってくるはずですので、このまま下がり続けるとは思えませんが、興味深い展開になってきたと感じています。

日経平均の様子も気になるところですが、2018年の終値は2万円を切る展開になるのでしょうか、今後も注目していきたいと思います。

昨日、ソフトバンクが東証1部に上場したようで、ぼくも記念に少しだけ買ってみました。

寄り付きは成り売りが多く、成り買いがほとんどなかったように感じていますが、約1463円に1億6千万株のぶ厚い買いが入っていました。

これはおそらく、「売出価格、国内外の売出株式数及びオーバーアロットメントによる売出しの売出株式数決定のお知らせ」にある引受人の買戻しの分かと思いますが、いわゆるシンジケートカバー取引というものになるかと思います。

②当社普通株式 160,369,400株(オーバーアロットメントによる売出し)

上記2記載の引受人の買取引受けによる国内売出しに係る売出株式 1株につき金1,463.75円

割合的には1割程度かと思うので、これは抜けるのではと思っていたのですが、初値はこの1463円で決定したもようです。

その後、小康状態に入ったところで少しだけ買ったものの、上がる雰囲気はまったく感じられませんでしたので、ちょっと上がったところですぐ売却してしまいました。

結局、終値は1282円ということで、チャートで見ると見事な陰線が付いてますが、もしかすると急反発するのかもしれません。今後はどういう展開になっていくのか興味深いところではあります。

現在、ほかの銘柄でナンピン中のため、あまりソフトバンクには手が出ないのですが、出来高が急増するあたりでまた買ってみようかなと思ってます。

ただ、証券会社の人たちは大丈夫なんでしょうか、営業の人も顧客に合わせる顔がないと思いますが、ほとぼりが冷めるまでは休職した方がいいかもしれませんね。

パイオニアが香港系投資ファンドのBPEA傘下に入ることになり、臨時株主総会で承認されれば、2018年3月中に上場廃止となるようです。会社自体は存続するようですが、今後もリストラなど厳しい経営環境が続くことになるのかもしれません。

ぼくはパイオニアの株価が100円を切ったあたりで気にはなっていたものの、出来高が増えてきたら株を買ってみようかなとも考えていました。

ただ、いつまで経っても出来高は増えませんし、いずれ新株予約権みたいな形になるのかなとも感じていたため、手が出なかったのですが、結局は上場廃止で「1株当たり66.1円」でのお買取りになるようです。

現在の株価は88円なので、それを「66.1円」で買い取るのは株主にとっては厳しい結果になったのかもしれません。

正直、上場廃止の文字を見た時、PBR0.44なら100円以上でのお買取りになると思ったので、やっぱ買っておけばよかったと後悔したのですが、結局は66.1円なら買わなくてよかったです。

この株を買い取るにはいくつかの算出方法があるようで、以下のように書いていました。

①市場株価平均法: 89円から105円
②類似会社比較法: 26円から55円
③DCF法: 33円から71円
(参考情報)
純資産価額法: △69円から△56円(1株当たり純資産価額)

採用する方法によって大きな違いがあり、またそれぞれの算出方法のうちでも株価にけっこうな幅があると感じています。

パイオニアは債務超過ではないですし、PBR0.44ぐらいなため、純資産価額法で会社を精算する選択もあると感じますが、いざ会社を精算するとなった場合、資産の帳簿価額と処分価額に違いが出てしまい、実際には配当する資産がなくなってしまうようです。

いずれにしても、「継続企業の前提に関する疑義注記」が付いた時点で、もし支援を受けなければ、いずれは資金繰りで行き詰ってしまう可能性があったのだろうと思います。そうなると株価にもさらに悪い影響が出てきてしまうため、今の段階で上場廃止の決定をするのが最善と判断したのだろうと思います。

実はもうひとつ、電気機器の会社で同じように気になっている会社があり、こちらも100円を大幅に割り込んでほぼ同じような状態なのですが、電機メーカーは研究開発費などでも資金が必要でしょうし、PBRが低いからといって手を出すのは考え物かもしれません。

パイオニアについては、おそらくは66円での幅寄せになるかと思いますので、上場廃止のマネーゲームは発生しないだろうと思いますが、一応、注目していきたいと思います。