2017年3月アーカイブ

トランプ相場で上昇し続けていたドル円相場は、トランプ政権の先行不透明感が増してきたことにより、円高基調のトレンドが形成されつつあります。米国利上げ回数が想定内だったことに加え、オバマケア代替案への合意が得られなかったことにより、トランプ政権の実行力が疑問視されてきました。

これによりトランプ政権のご祝儀相場は終焉し、長期的な円高ドル安トレンドへ突入したとの見方が市場関係者の間で広まっている。

ニトリの社長さんによると、今年の秋・冬為替トレンドを95円~105円のレンジを想定しているようですが、ぼくの想定は90円~105円もありうると考えています。日米間の金利差があることで、さすがに80円台は予測しずらい状況ですが、米国への投資が引き上げられた場合、行き場を失った資金は日本へ向かい円高になる可能性が高いとみています。

一方で、これらの予測を吹き飛ばすような要因を安倍政権は抱えています。

当初、早期に収束するかと思われたアッキード事件が長期化する様相を呈してきており、昭恵夫人の証人喚問をしないと収まりがつかない状況となってきました。また、Kagoike氏の自信あふれる証言により、寄付が実際にあった可能性も現実味を帯びてきており、万一寄付があったとすれば、それは個人的にKagoike氏へ利益を供与したことを意味しています。

資力に乏しいKagoike氏が学園を設立するに至った点を考えると、何らかの不思議な力が働いていたことは明確ですので、個々の事象についてみればセーフだったとしても、全体としてみれば、アウトといえる状況になってきています。

今後の展開によっては、安倍政権が解散する可能性も帯びてきており、もし仮にアベノミクスが崩壊すれば、円高方向へ向かう可能性もあります。

いずれにしましても、アベノミクス以降継続してきた円安トレンドは終了し、今年は円高トレンドへと転換していくでしょう。

世間をにぎわせている東芝の決算発表ですが、明日14日に決算が発表される予定となっています。東芝は過去にも決算発表を延長しており、不適切会計を繰り返すなど何かと物議をかましている会社でもありますが、明日も再延期となれば、上場廃止の可能性が現実味を帯びてきました。

明日の今ごろには結果はすべて出尽くしているはずですが、どのような数字が出てくるのかについて注目が集まっています。

けれども、ぼく個人の予測としては、決算発表はできないのではないかという印象があります。まさか、決算発表の日に決算が発表されないはずないと考えている方も多いですが、何が何だかわからなくなっている状況だろうと僕は考えています。

一旦、不適切会計で数字をごまかしたとなると、数年前にさかのぼってごまかした数字から計算しなおさなくてはなりません。土台となる数字が間違っており、その間違った数字の上に何年も不適切な決算を積み重ねてきたわけですので、これを修正することなど不可能に近いです。

また、通常、不適切会計や粉飾を意図的にやっていた場合、証拠となる書類は隠匿、もしくは隠滅するはずですので、なおさら正確な数字を遡ることが困難になります。このような状況のなか、会計法人が承認しないというか、実質的にできない状態ではないかとぼくは考えております。

加えて、原発の損失がどこまで膨れ上がるのか誰にも想定できない状況です。この状況で決算を発表するとなれば、逆に不信感が募ってくることになるでしょう。

これらのことから導き出される結論として、明日の決算発表は中止となる可能性が高いとぼくは見ています。

その後の展開としては、現在、特設注意市場銘柄に指定されておりますので、15日には内部管理体制確認書を提出しなくてはなりませんが、決算も出せない状況になれば、確認書の出しようがないというのが実際のところかと思われます。

ポイントはこの15日にあると僕は考えており、東証が正しい判断を下せるのか、もしくはどのようにして管理体制が整ったと見せかけるのか、また会計法人は適切な判断を下せるのか、このあたりに焦点が移っていくことでしょう。

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