VIX上昇で2022年の年末ラリーに暗雲か?

来週からFOMCのイベントがありますが、雰囲気的には0.5%への利上げ幅縮小でアゲアゲの年末ラリーが予感されています。

パウエル議長も先日のお話をひっくり返せばFRBの信頼に関わるため、おそらくは市場の期待どおり0.5%の利上げになるのではないかと想定しています。前回に引き続きCPIの数値が改善し、FOMCにて0.5%に縮小となり、これを市場が好感して爆上げクリスマスラリーの展開になるのではないか、そう期待しています。

しかしながら、12月から株価が下落傾向となっており、恐怖指数のVIXによりますと暴落してもおかしくないチャートとなってきました。

サポートラインにて規則的に反発してきましたが、このまま上昇すると株価は下落する展開となってもおかしくありません。

また仮に0.5%で利上げ幅が縮小するとしましても、ターミナルレートの想定が5.5%あたりまで上昇した場合、長期金利も上昇して株価が下落するはずですので、年末ラリーが中止になる可能性もあります。

個人的には、年内は株価が上昇してVIXが2番底となったり、あるいはさらに下のサポートラインまで下がった後、来年から株価が下落して再びVIXが上昇しはじめるのではないか、そう希望しています。

万一、FOMCの通過後に株価が暴落する事態となりましても、年末ラリー効果により、幾分かは傷の浅い暴落ですむかもしれません。