利上げリセッション入りで原油価格が暴落か?

一旦は暴落したかに見えた原油価格ですが、現在は反発して盛り返しており、1バレル110ドル付近で推移しています。

米国のインフレ対策による利上げで景気低迷が避けられなくなり、原油需要が後退するとの懸念から原油価格が下落しています。加えて、7月にはバイデン大統領が中東を訪問する予定となっており、サウジアラビアへ原油の増産を要請することも影響しているかもしれません。

一方で、UAEとサウジアラビアには原油を増産する余力がないとも伝えられており、原油価格が反発する結果になりました。

景気がよくなれば、原油の需要が増えるため、概ね株価と原油価格は連動する傾向にあります。昨今の利上げでリセッションが避けられないとされるなか、今後は原油価格が下落する可能性もあり、中東諸国が増産に応じる可能性は低いのかもしれません。

ただ、多少は増産に応じて大統領の顔を立てるのではないかと思いますが、その際に一旦は下落するのかもしれません。