新たな不適切銘柄に「KYB」が登場か?

先日から新たなデータ改ざん問題として、KYBに注目が集まっているようです。

最近、データ改ざん発覚後のストップ安が東証のトレンドになりつつありますが、今回のKYBについても連日ストップ安の後、本日の終値は2,846円の結果になりました。

ビルなどの免震・制振用オイルダンパーでの不適切な事象が発覚し、スカイツリーなどにも使用されているとのことで、今後は交換という形になるかと思います。

東芝の時もそうでしたが、公式HPでは「不適切行為」であるのに対し、メディアでは「不正データ改ざん」と報道されており、このあたりでは見解の相違があるのかもしれません。

KYBは1959年に上場している老舗の会社ですし、大株主にトヨタがいる安心感が高い銘柄ではありますが、ぼくは今回のリバ取りは見送りました。

KYBによると、「不適合品を早急に交換することはもちろんとして、」とのことで、交換を実施する予定のようですが、建設業界では空前の人手不足の状況なか、交換作業が実際に可能なのかどうかが微妙と感じています。

最近のスルガ銀行についてはほとぼりの冷めた"抜け感"も次第に出てきましたが、KYBのバッシングについてはこれから本格化する気がしております。交換が必要な件数とそれにかかる費用など皆目見当もつきませんが、一応、今後も注目して行く予定です。