スルガ銀行が第3四半期決算報告書を提出か?

本日はレオパレスの不適切な件を更新する予定でしたが、今日はスルガ銀行の決算日だったようで、予定を変更してそちらの決算報告書を読んでみたいと思います。

決算報告の動画が見あたらなかったため、IRだけで確認してみましたが、内容については想定内といいますか、特に目ぼしいものはなかったように感じています。

日経の記事では「過去の融資に伴う収益を支えに本業の利益は地銀5位を保っている。」などといった報道も出てきてますが、この点については当初からぼくも予測をしてました。

住宅ローンが終了するまでは元金と利息の返済が続くため、新規融資が停止しても、このような高収益の状態が10年、20年は継続するのではないかと考えてます。また、規模を考慮に入れた上での利益率的なものでいえば、おそらくスルガ銀行は地銀のなかでもかなりいい線をいっているものと思います。

ただ、預金流出が多いようで、こうなると金融庁あたりに貸しを作ってしまう形になってしまい、合併みたいな話を押し付けられないかと心配しています。

仮に顧客が預金を他の銀行へ移したとしても、移した先の銀行がスルガに預金すれば同じことですので、預金流出自体は特に影響はないと感じてますが、その過程で奉加帳みたいなことで金融庁に借りを作ってしまうと、その辺の銀行との合併話が出てきたときに嫌とはいえないかもしれません。

また、アパートオーナーの債務問題の行方、創業家との関係精算に加え、最近ではデート商法うんぬんの件も出てきており、まだまだ目が離せない展開になっていくものと感じています。

いずれにしても、まだまだ時間がかかりそうな気がしますので、安いところがあれば、拾っていこうかなと考えてます。