創業家が株の売却を検討中か?【スルガ銀行】

先週、スルガ銀行の関連でビックニュースが飛び込んできましたが、金曜日はストップ高の展開になっているもようです。

ちょうど先週の木曜日、そーせいが上がりだしてもスルガ銀行の株は絶対に売らないぞっ!ていう記事を当ブログで更新していたのですが、実にタイムリーな記事だったと感じております。おかげさまで、そーせいリバ取りの誘惑にもまけず、スルガ銀行のストロングホールドをキープすることができました。

今回の報道については、なんでも創業家が保有株を売却する意向という話ですが、これは金融庁が検査に入っている状態というのがポイントになるかと思います。

検査中であれこれ言われている状態なら、金融庁にも売却の意向を伝えているはずですし、もし仮に株が紙屑になるような財務状態だったとしたら、金融庁からストップがかかるのではないでしょうか。

逆に言えば、売却の報道により、株が紙屑になる可能性が後退した形になったため、経営破綻を予期して空売りをしていた人の買戻しが進んだのだろうとぼくは考えてます。

はじめは創業家を追い出しての経営統合の思惑でのストップ高なのかなと思ってましたが、譲渡先は機関投資家を想定しているとのことで、現時点でそれを織り込むのはまだ時期尚早なのかもしれません。

今後、創業家が株を売却する状態での貸株が可能なのかどうかは分かりませんが、慢性的な株不足の状態のなか、株の調達が困難になる可能性もあります。

来週の展開がどうなるのかは不明ですが、まだまだ不透明な状況が続いているもようです。