郵政株の売却は延期されるのだろうか?

かんぽ生命の不適切な事案により、郵政株も下落しておりますが、9月頃と見られていた郵政株の売り出しに暗雲が立ち込めております。

残り1.2兆円の復興財源確保のため、郵政株を1132円以上で売ることが目標だったものの、現在の株価は1068円です。これではちょっと目標額には届きません。

ただし、スルガ銀行のように1年以上が経過しても株価が回復していないことを考えると、今後は郵政株も下落基調に入る可能性もあり、今の株価で売却してしまった方がよいのかもしれません。

逆にいえば、今売るのであれば、しばらくは株価の回復が見込めないことになりますし、延期するのであれば、長期的には株価は回復するとの見方である可能性が高いです。

いずれにしましても、スルガの事例がありますので、かんぽ生命の不適切な事象は小出しに出てくるのではないかと感じており、底値はまだまだ先になるのではないかなと思います。郵政株の売却をいつにするのか、もし延期ならとりあえずは買いかなという気がしております。