フラ高ユロ安で円高が進む

永世中立国の安全通貨として人気の高いフランが急騰しております。スイス中央銀行が上限を撤廃すると発表したことで、1ユーロ=0.85スイスフラン、対円では1フラン138円まで上昇してきているもようです。

日本は円安にやっきになっている状況のなか、あえてフラン高の政策をとるのは解せない気もしますが、これ以上、フラン高を抑えることはできないと判断したようです。度重なる為替介入でスイスの外貨準備高がGDPの7割以上にまで膨らんできており、欧州中央銀行の量的緩和も懸念されるなか、いずれは持ちこたえられなくなると判断したもようです。

このような不安定な状況のなか、同じ安定通貨として人気の高い円も買われる結果となっており、日経平均株価は下落してしまう形になりました。

このフラン高により、スイスの輸出企業の業績は悪化していくものと思われますが、日本でも高級時計などが高騰してしまう結果になるかもしれません。

ちょうどロレックスとか、オメガとか買おうと思っていたのですが、今のうちに買っておいた方がよいのでしょうか?今のところ、目立った値動きはないようですが、今後の展開が注目されるところです。

また、FX業者も大きな影響を受けております。莫大な損失を出してしまった投資家もいるようで、資産のすべてを失った上、さらに追証も払えずに借金も発生してしまった方も多いように思われます。

証券会社がこの借金を回収できない事態も想定されており、投資家のみならず、FX業者も閉鎖に追い込まれる事態が生じてきております。日本でもそのようなケースがあるのかは不明ですが、のっぴきならない状態に陥ってしまった人も、日本には何人かはいるものと思われます。

中央銀行が投資家の裏をかいた形になってしまいましたが、そのインパクトはあまりに大きなものになってしまいました。

ただ、世界経済に占めるスイスの規模自体はそれほど大きくはないので、アメリカリーマンショックのような事態にはならないものと思われますが、金融経済に与えるインパクトがどこまで波及するのかは不透明な状況となっております。

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このページは、ピーターが2015年1月17日 11:34に書いたブログ記事です。

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