まだ原油高トレンドは生きているのかもしれない

先日からウォッチングしている原油高トレンドですが、一旦は終息しかけていたものの、再び上昇トレンドに戻りつつあります。

本日、原油ダブルブルは16%の上昇となりましたが、上がったり、下がったりを繰り返す展開となってきました。

個人的な感想でいいますと、原油価格が上がりすぎるとインフレ懸念が出てくるため、日本をはじめ欧米政府はできるだけ抑制したいはずですが、物理的に抑制できなくなる可能性があると感じています。

供給逼迫の要因として考えらるのは、①ロシア情勢と②新型コロナからの景気回復、③OPECの増産、④利上げ、⑤EV化の5点にあると思います。

米国のほか、欧州もロシアからの禁輸を本格化すれば、供給が逼迫するでしょうし、逆にロシアが輸出を禁止すれば、暴騰する可能性もあります。あるいは世界的に新型コロナからの景気回復が進み、原油への需要が伸びれば、逼迫化するかもしれません。

一方でOPECが増産すれば、原油価格は暴落する可能性もあります。もしくは、米国の利上げで景気が減退すれば、需要が減少してくるかもしれません。

原油価格は一旦は反発しましたが、今後も上がったり、下がったりを繰り返しつつ、当面は上昇トレンドが継続するのではないかなと感じています。