不動産ADRだと債務免除益が発生してしまうのか?

スルガ銀行のADRがちらほら出てきたようなのですが、不動産ADRが16件、うちシェアハウスが8件という割合になっているようです。

1件1億円として8億円ぐらいなのでしょうか、1千億円以上も引当金を積んだ割にずいぶん件数が少ないなと感じていますが、今後どういった展開を迎えるのか、予断を許さない状況となってきました。

このADRというのは事故扱い?になるのかは不明ですが、元本がカットされるとなると信用情報機関にも元本カットの履歴が登録されることになるはずです。高額所得者のオーナーならそれを嫌うでしょうし、また債務免除益による一時所得で税金関係の問題も出てくる可能性も指摘されています。加えて、仮に元本がカットされたとしても、ある程度の債務は残ってしまうのかもしれません。

そのようなことから、かぼちゃ現物による代物弁済を主張しているようなのですが、このあたりは難しい問題がいろいろあるのだろうと思います。

代物弁済するとしても差額については税金問題が絡んでくるのかもしれませんし、どのような処理に至るのか、興味深いところではあります。

ただ、株主としてみれば、元本カットうんぬんのADRの件数が意外に少ないなと感じてます。巨額の引当金や赤字額の規模から考えて、大勢のオーナーが申し込みをして元本カットされちゃうのかなと思っていましたが、少なすぎの感が否めません。

ちょっとぼくがイメージしていたのとは違った雰囲気なのかなと感じていますが、今後も注目していきたいと思います