英国EU離脱投票はデットヒートの展開か?

事前に残留派が有利と伝えられていた英国の国民投票ですが、開票した当初の時点では離脱派が15万票程度の差をつけてリードする展開となりました。BBCやCNNなどの主要メディアも予想外の展開との見方を強めておりましたが、開票もある程度を過ぎた頃から残留派が逆転に転じており、予断を許さない状況となっております。

有権者数は約4,650万人となっておりますので、仮に投票率を6割程度と仮定すると投票総数は2,500~3,500万票が見込まれており、概ね、3,400万票の過半数となる1,700万票程度を獲得した方が確定となる見込みです。総じて投票率は高いとの情報が伝えられており、70%近い地区も相次いでいます。

まだまだ結果は不透明な部分もありますが、為替や株価などの市場の反応を見ますと、逆転に次ぐ逆転でボラティリティーの高い展開となっており、残留派、離脱派ともにハラハラドキドキの展開をむかえることになりました。

英国BBCサイトでは、開票結果の速報がネット上でリアルタイム表示されており、開票結果に株価と為替が即時に反応しております。

概ね、都市部では残留派が多く、農村部では離脱派が多いと伝えられてますが、首都ロンドンでは雷雨による洪水があり、投票率への影響があると見られています。

万一、英国がEUから離脱する結果となると、世界経済へ与える影響は深刻になるとみられ、世界中が注目する国民投票となりました。開票結果は、日本時間の午後1時頃までには判明する予定です。