トランプ氏はドル高を容認するだろうか?

日経平均株価が19,000円をタッチしましたが、まだ21,000円付近で塩漬け状態になっている方も多いと思います。ちょうど去年のボーナス時期やニーサの時期に資金を投入し、その直後に下落して塩漬け状態になっている方が多いと思いますが、果たしてこのレンジで捕まっている人の救済に向かうのでしょうか?

おそらくは再度、個人投資家がニーサに資金が投入した直後をねらい、年明け頃に売りに転じるような気もしますが、トランプ大統領の就任時期あたりが目途になると考えております。もしかしますと、ニーサで捕まっている個人投資家が利確できるタイミングがほんの一瞬あるかもしれません。

現在のところ、トランプ氏への期待から米国へ資金が集中してドル高となっておりますが、国内産業を保護すると主張しているトランプ氏がドル高を容認するとは到底思えません。就任後、何らかの形でドル安へ向かうことになるかと思いますが、マスコミが主張していた円高ドル安はまだ数か月程度は先のことになるとぼくは考えています。

もしトランプ氏が本気なら、1ドル50円強めぐらいまで持っていくのではないでしょうか。

いずれにしても、まだ何も変化のない状態で株価のみが上がってきていますが、具体的にトランプ氏が何かやったわけでも、アベノミクスが何かやったわけでもありません。就任後の政策の中身を確認してから判断してもおそくはないと思われます。